2015年6月30日火曜日

お遍路手記

メイです。

お父さん、お母さんが2014年(平成26年)9月からお遍路巡りを始めました。
檀家の皆さんと一緒に、毎回日帰りで、一回に数ケ寺をバスでお参りする巡礼です。
既に、四回目が終了し、第27番札所(神峯寺)まですすみました。

その手記を掲載します。

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(第一信) 平成26年9月12日、お遍路に行ってきました。

ご近所の先輩方に誘われ、あまり考えていなかった「四国八十八箇所霊場巡拝」に急きょ参加。
第一回目は、一番札所(霊山寺)から9番札所(法輪寺)までのバス日帰りでした。旦那寺の主催で、住職を先達として、檀家の信徒とご一緒させていただきました。

まだ信仰心があまりないので、大丈夫? と思ってましたが、お遍路は信仰心の有無や宗派にはこだわっていないので、心をこめて拝むことができれば大丈夫ということでした。

最初は巡拝の順序が解らず、何回もお参りしている先輩方の見よう見まねで、とにかく忙しかったです。 
次第に慣れてくると、荘厳な未知の世界に身を委ねてみようという素の気持ちになれました。
また、バスの中も含めて、住職を先達にして「お経」を唱えた回数が20回にもなり(バス2回、一ケ寺{本堂と大師堂}2回×9寺)、普段の生活であまり縁のない「お経」が身近になってきました。
信仰心が急に強くなるということもまだありませんでしたが、参拝後に納経所でいただいた、「揮毫(きごう)と朱印」がとてもきれいなので、これを八十八か所すべて記帳してもらおうという気持ちになっています。

そして、今回の旅で次のことを知りました。
その昔「お遍路」とは死出の旅で、不治の病にかかった人、家も家族も財産も無くした人など、人生に落胆した人が、せめて自分の最期には仏様の御利益をいただきたいとの思いでお遍路の旅に出たということです。いつどこで死んでもいいように死出の衣装として白装束を装ったのが白衣(はくえ)の始まり。また金剛杖は「弘法大師」の化身(同行二人)であり、行き倒れの人達の墓標にもなったそうです。
お遍路人口は年間30万人、そのうち全行程が1,400kmもある「歩き遍路」が5,000人とも言われているそうです。 案外、若い人達も歩いているんですね。 時々見かけました。



【お遍路の目的】としては次のように紹介されていましたよ。
1.「追善供養」亡き人の冥福を願う。
2.「予修供養」自らが生前に、あらかじめ死後の冥福を祈るため。
3.「自分探し」信仰的な発心よりも、癒し、リフレッシュを目的とした巡礼。

私の場合は、今回はリフレッシュになりましたよ ^_^  次は1.でしょうか。

次回は26年11月10日 (月)の予定です。



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