メイです。
22日、お父さんとお母さんが 先週のお遍路につづいて 京都三弘法参り をしてきました。
私の家がお世話になっている菩提寺(ぼだいじ)は真言宗御室派に属しており、その総本山である仁和寺(にんなじ)で「御影堂修復落慶法要」が行われており、末寺の信徒として、バスでご住職と一緒に参拝してきました。
まずは神光院へ参拝し、次に仁和寺に到着です。
仁和寺では「御室御膳」という昼食をいただきました。 色鮮やかな総菜がかわいい器に入っており味付けもあっさりとしていて、それぞれの食材がとても美味しかったです。
境内の庭は紅葉がとても綺麗で、気温も温かく最高の日和でした。
宸殿(しんでん)から眺める日本庭園
仁和寺境内の庭園
境内には一般の観光客がたくさんいましたが、私たち末寺の信徒は、特別拝観が出来、金堂(仁和寺の本堂)に入って、受戒を受け、そして金堂のご本尊である阿弥陀三尊の前で仁和寺の僧侶の方より、仁和寺の歴史説明があり、その後で僧侶の方と一緒に読経することができました。また、ご本尊の座している裏側通路に描かれている5か所の不動明王を拝観することができました。平成6年に世界遺産に登録された仁和寺のこの壁画は、現在の金堂が建立されて以来三百数十年ぶりに初めて公開されたもので、とても名誉なことです。
仁和寺の金堂(本堂です)
仁和寺 御影堂
御影堂にも末寺の信徒として特別拝観が許されました。
ここには弘法大師像、宇多法皇像、仁和寺第2世性信親王像などが安置されていました。いずれも重要文化財で、特に弘法大師像は日本史でも有名な仏像です(拝観したかぎりほぼ等身大でした)。堂内は撮影禁止のため、写真はありません。
そのあと、天皇家が暮らしていた「御殿」の見学です。
金堂、御影堂、そして御殿にいたるまで、すべての行程を仁和寺の修験僧の方が説明をしてくださいました。
当時、天皇が出家して僧になることは多かったようで、お寺の境内の一隅に御殿を建立し、そこで生活をされることがあったようです。
御殿での「庭園」「襖絵」「調度品」などすべてが栄華を思わせるものでした。
仁和寺には3時間の滞在となりました。
勅使門(天皇だけが通行できる門)
勅使門の扉です
宸殿(しんでん)には3つの接客間があり
それを仕切る部屋の襖(ふすま)には四季の
絵が描かれていて、豪華絢爛です(一部)。
宸殿(しんでん)の中で、天皇だけが座れる部屋です
一段と高い座敷になっていて、
天井なども他の部屋とは格式が異なります。
華道 御室派の展示中でした。
京都三弘法である仁和寺のほかにも「神光院」「東寺」にも参拝いたしました。
神光院でも、御室派の末寺信徒ということもあり、本堂にて神光院の僧侶の方よりご説明を受け、読経することが出来ました。滅多にない機会に恵まれ、実りの多い参拝でした。
神光院 参道
東寺 五重の塔