メイです。
お父さん、お母さんのお遍路手記(第二回目)です。
(第2信) 平成26年11月10日 お遍路に行ってきました。
第二回目は徳島県の10番札所「得度山灌頂院切幡寺」から16番札所「光耀山千手院観音寺」までの7ケ寺でした。せっかくの体験なので、今回からは『真剣に・真面目に・厳かに』を目指しましたが、この付近は寺と寺との距離が近く、バスの乗降と駐車場から寺院の山門までの「歩き」、そして各寺院での作法「山門一礼・手洗い・ローソク&お線香のお供え・納め札&お賽銭のお供え」そして「読経」の繰り返しばかりで、残念ながらゆっくりと思想を巡らせ、建物や境内を見学する時間はありませんでした。ただ、お遍路の形は平安時代から始まり、江戸時代初期に四国遍路という言葉と概念が成立したといわれており、今までにどれだけ多くの庶民がお遍路修行を試みたのかを思うと、とても身近に、また奥深く感じられ、皆同じ思い(願い)をしながら読経をしたのだろうと思わざるをえませんでした。私の両親も(健在ですが)また同じ思いであったろうと想像をたくましくしました。お遍路と長く向き合う方法は、「肩ひじを張らず、思うままに作法をすすめ、そしてお経を唱えること」につきると感じました。
こんなに高いところにも札所があります
老若男女、姿もいろいろです
次回は3月26日(木)です。忙しい年度末、行けるでしょうか?
「歩き遍路」はコースにより1,400kmもあり、一日も休まずに遍路を続けるには、「体力」と「時間的な余裕」が無いとなかなか難しいことです。 また、健康寿命のあるうちに完了するようにスタートしなければなりません。現役で仕事をしている人などは、一年で季節の良い「春」や「秋」に計画的に数日間の休暇をとり、これを数年間繰り返して続きを歩き、完遂するようです。また、一日に平均20km以上を歩くことから、事前に20kmを歩いてみて、自分の体力の消耗度を確認したり、宿の手配や雨具など、最低限の持物の準備を用意周到にしなくてはいけません。 最近は「お遍路ブログ」がたくさんあり、始めようと思っている人にはとても参考になるようです。また、読んでも楽しいものです。
あるご夫婦は季節の良い3月1日~4月19日を歩きつづけ、48日間で88か所を巡りました。
旅行期間歩行数総計2,002,320歩・旅行期間総歩行距離 1,297.7㎞ でした。
お遍路を完結することを「結願」と言うそうですが、変わり種では「新婚旅行で2人で巡った人」「夏休みを利用して巡った大学生」など、若い人達のブログは面白いです。
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